KILLARMY

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Killarmy(キラーミー)

Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)ファミリーのアーティストの中でSunz of Man(サンズ・オブ・マン)と並んで一番古株かつ最も成功しているグループのひとつ。

Wu-Tangやほかの関連アーティストとちがい、マーシャルアーツやM.Cスキルなどを題材にしたラップではなく、テロリズムや陰謀論、軍隊や戦闘などをテーマにしたラップを特徴とする。しかし同時に、Wu-Tang同様アフリカン・アメリカンの信仰共同体Five Percent Nation(ファイブ・パーセント・ネーション)の考えに多く言及している。

 

Career
もともとはRZAの実弟である9th Prince(ナインス・プリンス)、Islord(イスロード)、Dom Pachino(ドム・パチーノ)、Killa Sin(キラー・シン)というニューヨーク出身のMCとオハイオをベースとしたプロデューサー4th Disciple(フォース・ディシプル)で結成。その後同じくオハイオ出身のBeretta 9(ベレッタ・9、a.k.a. Kinetic 9 キネティック・9)とShoGun Assasson(ショーグン・アサソン)を1996年に加える。

1995年から1997年のあいだはSunz of Manとのコラボトラック「Wake Up」や「Soldiers of Darkness」をはじめ「Swinging Swords」、「Camouflage Ninjas」など多くのシングルをリリース。1997年にWu-Tangがセカンドアルバムをリリースした直後にアルバム『Silent Weapons for Quiet Wars』でデビュー。同時にアルバムから「Wu-Renegades」と「Clash of the Titans」の2曲を収録した12インチシングルもリリースした。

間もなくしてメンバーやRZAも幼少期を過ごしたことのあるオハイオ州ステューベンビルで、グループのマネージャーだったGeneral Wise(ジェネラル・ワイズ)が銃殺される。しかしその後もWu-Tangファミリーによるコンピレーション『Wu-Tang Killa Bees: The Swarm』をはじめWu-Tangや関連アーティストたちの曲やアルバムに積極的に参加。またWu-TangファミリーではないONYX(オニクス)の『Shut ‘Em Down』、Vordul Mega(ヴォードゥル・メガ)の曲「Verbal Relaxation』や、1997年の映画『Soul in the Hole』のサウンドトラックなどにも参加している。

1998年にはセカンドアルバム『Dirty Weaponry』、2001年には3rdアルバム『Fear, Love & War』をリリース。2010年には9th PrinceがBronze Nazareth(ブロンズ・ナザレス)プロデュースによる新アルバムの制作中で同年6月にドロップ予定であることを明らかにしたものの、様々なグループ内の問題により制作が中止に。しかし翌2011年に4th Discipleプロデュースによるシングル「One Shot」をリリースし、その数週間後にはWuMusic Group(ウーミュージック・グループ)からベストアルバムもリリースした。

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