CAPPADONNA

cappadonna-1_thewordisbond

CAPPADONNA(カパドナ)
本名:Darryl Hill
生年月日:1969年9月18日(44歳)

アメリカ、ニューヨーク・スタッテンアイランド出身のラッパーであり、Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)の非公式メンバー(現在は公式メンバーとされているが正確には不明)。Ghostface killah(ゴーストフェイス・キラ)と共にラップグループ、Theodore Unit(セオドアユニット)の一員でもある。

Cappachinoとしても知られるCappadonnaは駆け出しの頃のWu-Tang Clan(ウータン・クラン)のメンバーで、当時の他のメンバーはRZA(レザ)、Ol’ Dirty Bastard(オール・ダーティー・バスタード)、Ghostface killah(ゴーストフェイス・キラ)、Raekwon(レイクウォン)だったが、Cappadonnaは刑務所入りになったため、代わりに、もともとWu-Tang Clanメンバーと親交のの深いMethod Man(メソッド・マン)がメンバーとして加わった。

2010年の「Wu-Tang Saga」というドキュメンタリー映画で、彼は自分の名前は、”Consider All Poor People Acceptable Don’t Oppress Nor Neglect Anyone”(すべての貧しき人々を受け入れ、誰に対しても制圧したり、ないがしろにしない。)という言葉の頭文字を取ったものだ、と述べている。

Raekwon(レイクウォン)のヒットシングル「Ice Cream」でWu-Tang Clan(ウータン・クラン)の加盟メンバーとして彼はレコードデビューを果たし、また、Raekwon(レイクウォン)と共にGhostface killah(ゴーストフェイス・キラ)のソロアルバム「Iron man」でゲスト参加した。彼が初登場したのは、Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)の1997年発売のアルバム「Wu-Tang Forever」からのシングル「Triumph」だった。それに続いて、サードアルバム「The W」で彼は大きく貢献した。この時から彼は常にメンバーと一緒(Forever)だ、という理由から”Featuring Cappadonna(フューチャリング Cappadonna)”と記されなくなった。しかし翌年、印税を巡ってRZA(レザ)と仲たがいになり、続いて発売されたアルバム「Iron Flag」に彼は全く参加しなかった。だが、2004年のRock the Bellsヒップホップフェスティバルで結局グループと共演、2007年のアルバム「8 Diagrams」に参加した。

Cappadonnaの数年間の地位は、Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)のメンバーとして、また時には参加アーティストとして多岐に渡った。”10番目の非公式メンバー”とグループ、ファン達から長年言われてきたが、Ol’ Dirty Bastard(オール・ダーティー・バスタード)の死後、10番目の正式なメンバーになったかどうかの確認がなされていない。MTV.comで彼とグループの紹介時に彼は正式メンバーだと放送したが、その後のグループのオフィシャルウェブサイトの人物紹介では、そのように彼は正式メンバーとして登録されていない。また、「8 Diagrams」では”フューチャリング Cappadunna”と載っておらず、「The W」でも初代から活躍している8人のメンバーと共に表カバーに写っていない。そのアルバムの、シャウトアウト部分(ヒップホップで曲の始めに歌われる歌詞のない部分)で彼の名前を言っているが、付属の小冊子の写真にも彼は載っていない。

彼の念願のファーストソロは1998年『The Pillage』で、初登場3位チャート入り、ゴールドの認定を受けた。彼の次作、『The Ying and The Yang』は批評的にも商業的にも同様に成功を果たした。Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)に対しては慎重的にサポートし、Raekwon(レイクウォン)、Method Man(メソッド・マン)、Ghostface killah(ゴーストフェイス・キラ)の名作を含む25以上ものリリースに参加した。カラフルな衣装でも良く知られるCappadonnaは、ラップ業界のファッションデザイナー、とか膨大なファッションコレクション家などともよく呼ばれている。

 

Wu-Tang Clanオフィシャルホームページ(英語):http://www.wutang-corp.com/artists/wu-artist.php?id=2

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

ページ上部へ戻る