Method Man(メソッドマン)が新作リリースは88年後との報道を受けて「バカバカしい」とコメント

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Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)名義では最後となる世界でたった一枚のアルバム『Once Upon a Time in Shaolin』は、現在オークションにかけられ数百万ドルの値がついているが、メンバーのRZA(レザ)がリリースは2103年までされないことを明らかにした。

これはタイプミスではない。

今から88年後だ。

この発表を聞いた誰もが作品が世に出るまでに90年近く待つなんて長すぎると思ったことだろう。しかしながらWu-Tangは常に他とは違う手法を用いてきたし、ファンもまたそれに対しては深く追求しないできた。XXLマガジンはメソッド・マンに出演作『The Cobbler』について電話インタビューを行った。

ヒップホップ界のカリスマはアルバムリリースまでに1世紀近く待つというアイデアについては「馬鹿げている」と一蹴した。

とてつもなく長いリリースまでの期間について聞かれたメソッド・マンは「88年ってどういう意味だい?」と最近報道されたこの件については知らなかったように見受けられた。

簡単に経緯を説明すると、Method Manはこの件について本心を隠すこともせず「そんなアルバムなんてクソくらえだ。」と憤りをあらわにした。

「俺はマジでウンザリしてるね、皆もそうだろ。これがみんなのやろうとしてることだって言うんならあんなアルバムなんてもうどうでもいい。そんな話は今まで耳にしたことないけど、こんなくだらないことになるんだったらもうやめてしまえと思うよ。マジでね、それが本音だ。音楽を音楽じゃない別の何かに仕立てあげようとしてるなら、そんなのクソくらえだ。音楽を聴きたい奴らに届けろよ。無料であげたっていい。そんなのどうでもいいんだよ。そんなことしても誰も金持ちにも貧乏にもならない。大事なのは音楽を人々に届けることだろう。人々を馬鹿にすんのもいい加減にしろ。」

それから彼は当初世界でたった一枚のアルバムを高額で売るアイデアについては賛成だったと明かした。だが後に明らかになったアナウンスが強い嫌悪感を感じさせた。

「最初はそのアイデアに大賛成だったし、そんな試み今まで一度もないからワクワクしてたし、そんなこと出来たら超クールだと思ってた。でも今は馬鹿げてるとしか思えない。88年?マジかよ、本気で言ってるんだったらアホだね。アルバム聴くのに88年も待たないといけないって?その頃にはそんなものダサくなって誰も興味示さないよ、例え今はそんなことなくても。騒動は単なる噂と信じたいよ。誰が言ったか知らないけどマジでバカバカしいね。」

アルバムのリリースにまつわる状況はあまり喜ばしくないようだが、ファンはMethod Manの新作に期待していいだろう。

「曲にはとりかかってるし、『Methlab』という作品をもうすぐリリースするんだ。スタテン島出身のアーティストらと一緒にやってる、仲間が世間に認知されるように頑張ってるんだ。Wu-Tangだけがスタテン島出身のアーティストじゃない、才能ある奴らがたくさんいるんだ。スタテン島出身のブラザー達は歓迎されないんだ。いつの時代もそうなのさ。」

 ▼Method manプロフィール▼
http://illegal-assembly-of-music-dark.com/method-man/

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